『歌枕名寄』伝本の研究(うたまくらなよせでんぽんのけんきゅう)

樋口百合子著 平成25年(2013)2月28日初版 刊行本1冊(和泉書院)

研究編 / 第一部  第二部  第三部  附論

資料編 / 第一部  第二部  第三部  索引

目次

序にかえて         坂本信幸

研究編

例言

序章

第一部 諸本とその系統

第一章 諸本の解題

第二章 流布本系譜本の系統

一 歌数の比較

二 流布本系六写本

三 流布本系甲類

四 流布本系乙類

五 おわりに

第三章 非流布本系諸本の系統

一 歌数と略抄

二 陽明本の概観

三 おわりに

第四章 陽明文庫蔵『歌枕名寄』の性格

一 はじめに

二 陽明文庫蔵『歌枕名寄』について

三 地名の拡充と整理−陽明本と宮内庁本・刊本の比較より−

四 陽明本所収万葉歌について

五 おわりに

第五章 冷泉家時雨亭文庫蔵『歌枕名寄』の性格

一 冷泉家時雨亭文庫蔵『歌枕名寄』の概観

二 歌数と地名の出入

三 注書・裏書の検討

四 冷泉本所万葉歌について

五 おわりに

第二部 編者と成立

第一章 編者と成立年代

一 編者

二 成立年代

三 おわりに

第二章 原撰本

一 地名と歌の増減

二 写本の位置の決定

三 おわりに

第三章 裏書注からみた成立

一 はじめに

二 裏書の写本間の異同

三 裏書と『名寄』成立年代

四 「裏書」と引用名所歌集−『五代集歌枕』を中心に−

五 おわりに

第三部 所収万葉歌の諸相

第一章 漢字本文表記の万葉歌

一 はじめに

二 所在不明の地名

三 『名寄』五写本共通の万葉歌−写本間に異同のない場合−

四 『名寄』五写本共通の万葉歌−写本間に異同のある場合−

五 おわりに

第二章 細川本所収万葉歌−朱の書き入れ方をめぐって−

一 はじめに

二 細川本『歌枕名寄』について

三 仙覚新点歌と『歌枕名寄』所収万葉歌

四 細川本『歌枕名寄』の朱の書き入れ方

五 漢字本文表記と朱訓

六 おわりに

第三章 裏書中の万葉歌

一 はじめに

二 訓への疑問

三 国分けへの疑問

四 おわりに

附論 和歌における歌枕表現−歌人伊勢の表現から−

第一章 伊勢と歌枕

一 歌枕の成立

二 伊勢の歌に用いられた地名

三 伊勢にみる地名表現の諸相

四 おわりに

第二章 伊勢の表現

一 伝記

二 和歌の表現

三 おわりに

終章

初出一覧

 

資料編

第一部 宮内庁書陵部蔵本

凡例

歌枕名寄第一

巻第一(山城国一) 

巻第二(山城国二) 

巻第三(山城国三)

巻第四(山城国四) 

巻第五(山城国五)

歌枕名寄第二

巻第六(大和国一) 

巻第七(大和国二) 

巻第八(大和国三) 

巻第九(大和国四) 

巻第十(大和国五) 

巻第十一(大和国六)

歌枕名寄第三

巻第十二(河内国、和泉国) 

巻第十三(摂津国一) 

歌枕名寄第四

巻第十四(摂津国二) 

巻第十五(摂津国三) 

巻第十六(摂津国四)

歌枕名寄第五

巻第十七(伊勢国上) 

巻第十八(伊勢国下) 

巻第十九(伊賀国、尾張国、参河国、遠江国、甲斐国)

巻第二十(駿河国、伊豆国、相模国) 

巻第二十一(武蔵国、安房国、上総国、下総国、常陸国) 

歌枕名寄第六

巻第二十二(近江国上) 

巻第二十三(近江国中) 

巻第二十四(近江国下)

巻第二十五(美濃国、飛騨国、信濃国) 

巻第二十六(上野国、下野国、出羽国) 

巻第二十七(陸奥国上) 

巻第二十八(陸奥国下)

歌枕名寄第七

巻第二十九(若狭国、越前国、加賀国、能登国、越中国、佐渡国) 

巻第三十(丹波国、丹後国、但馬国、因幡国、伯耆国、出雲国、石見国、隠岐国)

巻第三十一(播磨国) 

巻第三十二(美作国、備前国、備中国、備後国、安芸国、周防国、長門国)

歌枕名寄第八

巻第三十三(紀伊国) 

巻第三十四(淡路国、阿波国、讃岐国、伊予国、土佐国) 

巻第三十五(筑前国、筑後国、豊前国、豊後国) 

巻第三十六(肥前国、肥後国、日向国、大隅国、薩摩国、壱岐国、対馬国) 

歌枕名寄第九

調巻三十六軸外(上)(未勘国上)

調巻三十六軸外(下)(未勘国下)

第二部 陽明文庫蔵本

凡例

歌枕名寄

巻三十六(肥前国、肥後国、日向国、大隅国、薩摩国、壱岐国、対馬国)

巻三十六軸外(上)(未勘国上)

巻三十六軸外(下)(未勘国下)

第三部 重要文化財 冷泉家時雨亭文庫蔵本

凡例

歌枕名寄

調巻三十六軸外(上)(未勘国上)

索引

凡例

和歌句索引

地名索引

 

あとがき

 

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